大阪市立大学情報基盤センターは、本学における教育、研究、大学事務等における情報通信技術(ICT)の活用を推進し、高度で先端的な情報通信システム基盤の構築、運用、監視、ならびに高度な対応が要求される情報セキュリティにかかる施策を実施することを目的として、平成26年10月に設置されました。
背景およびミッション
近年の学術研究および教育活動において、情報通信技術(ICT)は必要不可欠であり、コンピュータ、ネットワーク、各種情報システムから構成される学術情報基盤は、本学においてもライフラインとして大学運営の根幹を支えています。
研究、教育における高度化、情報化の進展は著しく、本学の目指す地(知)の拠点、グローバルな教育研究拠点の形成と、法人運営におけるさらなる業務の効率化、高度化を推進していくためには、より一層の情報基盤の強化が求められます。さらに本学におけるライフラインとしての情報基盤には、本学の有する大学情報、知的財産を確実に保護でき、教職員および学生が安心して利用できるための情報セキュリティの確保が求められます。それらの実現には、全学的および中長期的な観点から計画的・戦略的に情報基盤の整備を行っていく必要があり、かつ時々刻々と発展し続ける情報通信技術に適応すべく、持続性を有した進化が求められます。
このような背景から、昨今では学術情報基盤の整備、構築を全学的観点から戦略的に推進できる、体制整備および法人トップの強いリーダーシップによる情報基盤のマネジメント体制が構築されつつあります。情報基盤センターは、従来の教育研究用設備としての学術情報基盤の拡充に留まらず、全学における事務情報システムを含めた各種情報システムの一元化・集中化およびそれに伴う業務改善と高度化、全学的な情報セキュリティの確保なども含め、限られた財政状況などを勘案しつつ戦略的かつ計画的な施策の立案と確実な遂行を目指します。
組織
情報基盤センターは全学的な ICT 統制を実現するため教職協同の組織として設置されており、所長、副所長、所員より構成されます。情報基盤センター所長は情報統括責任者(CIO)および情報セキュリティ統括責任者(CISO)補佐として、CIO および CISO を専門的見地により補佐します。
本学における情報システムの構築、運用、監視の最高審議機関である情報システム委員会に対して委員を派遣し、本学における ICT 戦略の企画立案および情報システム構築、運用に対する助言を行います。
常設の諮問機関として「情報システム運用実務者会議」が設置されており、情報システムおよびネットワークの運用管理に関する全学的な調整・協議および意見交換を行います。
ICT 施策の立案を担う情報基盤センターとその実施および管理運用を行う情報推進課は、相互に密接な連携を行い、本学における安定した情報システムの提供と安全な情報セキュリティの維持を行っていきます。
事業内容
- ICT戦略の企画立案及び実施に関すること
- 情報基盤ネットワークの整備及び運用管理に関すること
- 各種情報システムの整備及び運用管理に関すること
- 情報セキュリティに係わる施策の実施に関すること
- その他目的を達成するために必要なこと
情報基盤センター構成員名簿
職名 | 氏名 | |
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所長 | 阿多 信吾 | 大学院工学研究科 教授(電子情報系専攻) |
副所長 | 石橋 勇人 | 大学院工学研究科 教授(電子情報系専攻) |
所員 | 安倍 広多 | 大学院工学研究科 教授(電子情報系専攻) |
所員 | 大西 克実 | 大学院工学研究科 准教授(電子情報系専攻) |
所員 | 吉田 大介 | 大学院工学研究科 准教授(電子情報系専攻) |
根拠規程等
大阪市立大学情報基盤センター規程